広聴AI 2025/11/5~11/12 のGitHub活動まとめ
今週のGitHub活動について報告します。新機能を知っていただくことでユーザとしても便利さを感じられる機会になり、また未完了のタスクでの議論に参加することで、OSS開発に貢献できる可能性が広がります。ぜひ興味がある方は、IssuesやPRのコメント欄などでご参加ください!
今週完了したタスク
- 2025/11/5〜11/12の間にマージされたPull Requestはありませんでした。
今週はマージまで完了したPRがないため、新機能が正式に反映されていません。
しかし、以下のPRに活発な議論や実装が進行中です!
未完了のタスクと議論の内容
1. PR #727 静的ビルド実行前に公開状態のレポートが存在するかを検証
- 作成者: NISHIO + Devin
- 変更内容:
- 静的ビルドを実行する際に、公開(status が "ready")されたレポートが少なくとも1つ存在するか事前に検証するスクリプトを追加
- 公開レポートがない場合にわかりやすい日本語エラーメッセージを表示(Next.jsの難解なエラーを回避)
- 関連Issue:
- Issue #726
- Fixes #726 として問題を解決予定
- 議論ポイント:
- APIが未起動の場合への対処(ユーザに向けたエラーメッセージのわかりやすさ)
- 公開レポートの管理ロジックをどう単体テストに落とし込むか
この改善によって、ビルド失敗時のエラー原因が分かりやすくなるため、開発者以外の方も「なぜエラーが起こっているのか」を把握しやすくなります。まだマージはされていないため、さらにテストやレビューが必要となっています。興味がある方はぜひレビューコメントで意見をお寄せください!
2. PR #722 Add filesystem-based usage documentation and validation tests
- 作成者: NISHIO + Devin
- 変更内容:
- Issue #721 で指摘されていた「ファイルシステムベースでのパイプライン実行手順」のドキュメント化
- 入力CSV、設定JSON、出力JSONのスキーマをPydanticで定義し、CLIオプションを通してバリデーションできるように実装
- 大規模なテストスイート(合計54のテスト)を追加し、ファイル形式や設定の妥当性を自動チェック
- 関連Issue:
- Resolves #721
- 議論ポイント:
- バリデーションが厳しすぎず、かつ不必要に甘くならないか
- ドキュメント(FILESYSTEM_USAGE.md, 388行)の正確性と分かりやすさ
--dry-runオプションや--validate-configなど新オプションが実運用でどう活用されるか
APIを起動せずにデータを処理できる点は、複雑なセットアップが不要になるメリットがあります。ドキュメントも充実しているため、開発者でない方でもCSVやJSONを扱ったバッチ処理に参加しやすくなる可能性があります。こちらもまだマージ前なので、テストや追加のレビューが歓迎されています!
さらなる議論・実装への呼びかけ
- 静的ビルドの検証フローやファイルシステムベースの動作には、まだ実環境での最終的な動作確認が十分とはいえません。
- 新フローの使い勝手、エラー時のわかりやすさなどについて、多くのフィードバックが必要です。
- CLA(Contributors License Agreement)への同意も含めて、レビューやテストへの参加をお待ちしています。
広聴AIのOSS開発は、多様なコントリビューターの存在が大きな強みとなります。ぜひ気軽にIssueやPRにコメントしていただき、一緒にプロジェクトを盛り上げましょう!
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