いどばたシステム 6/11~6/18 のGitHub活動まとめ

開発に興味を持っていただきありがとうございます。今週は以下の通り、いどばたシステムの開発が進行しました。
新機能や議論を把握して、ぜひOSS開発に参加してみてください!


今週完了したこと

マージされたPull Request

今週は4件のPull Requestがマージされました。主な実装者はいずれもjujunjun110さんで、複数のファイルにわたる改修を行なっています。

  1. PR #404

    • 変更の概要: ディレクトリを表示するviewを追加し、大規模な修正(+1579, -60)。
    • 実装者: jujunjun110
    • ポイント: 「一つのファイルに変更提案が集中しすぎる問題」を緩和するため、画面を整理する新たなviewが追加されました。
  2. PR #403

    • 変更の概要: チャットの1件目にAIからの初回メッセージを強制表示し、ユーザーが話しかけやすい雰囲気を作る。
    • 実装者: jujunjun110
    • ポイント: 「議論が始まりにくい」という問題に対処すべく、手間なく議論をスタートしやすくなりました。
  3. PR #402

    • 変更の概要: Viteでの環境変数を明示的にloadenvで読み込むように変更。
    • 実装者: jujunjun110
    • ポイント: ビルド環境での設定ミスを減らし、開発者が動作確認しやすくなる環境整備が進みました。
  4. PR #401

    • 変更の概要: フロントエンドSSG化(一部SSRは難しいため静的サイト生成に切り替え)。
    • 実装者: jujunjun110
    • ポイント: シェア時に表示が崩れる問題への対処。ページの表示を改善し、より快適にアクセスしやすくなりました。

まだ進行中の課題・議論

新しく追加されたIssue

今週、新たに2件のIssueが追加されました。これらはまだクローズされておらず、まさに議論を募集中です。

  • Issue #406

    • 作成者: usagi917
    • 内容: 「チャット入力欄に音声認識機能を追加する」提案。
    • 目的: キーボード操作が難しいユーザーへのアクセシビリティ改善や、長文入力をスムーズにする利便性向上。
    • 現状: まだコメントはついておらず、音声認識実装方法などの技術的議論を募集中。
  • Issue #405

    • 作成者: erichfi
    • 内容: 「プルリクエスト優先順位付けのための多元的二次投票(Pluralistic Quadratic Voting)」導入アイデア。
    • 目的: 政策リポジトリで大量のPRを効率よく優先度付けする仕組みを検討。いわゆるConnection-Oriented Cluster Match方式の投票アルゴリズム提案。
    • ポイント: 単純な”いいね”数ではなく、異なるクラスタ間で合意がとれそうなPRを上位にピックアップする考え方。たとえばPR #4PR #7といった形で投票をしていくイメージが語られています。
      • なお文中ではPR #123PR #456PR #1247などの例も紹介されており、クラスターの違いを可視化する投票システムを実証しようとしています。
      • 同様の文脈でPR #1156との比較も提示され、連合を築く重みをどのように評価するか議論中です。

現在オープンのPull Request

  • PR #400
    • 作成者: jujunjun110+Devin
    • 内容: 「policy-editフロントエンドへのSSR実装」。
    • ポイント: Dockerを用いたSSR運用や、開発・本番両モード対応を盛り込む大きめの変更。
    • 進捗: まだマージされていません。レビューやテストなど、寄稿者が増えると早期に取り込みやすくなります。興味があればぜひチェックをお願いします。

参加の呼びかけ

いどばたシステムのOSS開発は、さまざまなアイデアや改善提案を歓迎しています。
新機能の議論やレビュー作業など、コードを書かなくても参加できることは多いです。
ぜひ以下のアクションにご参加ください:

  • 新しいIssueへのコメント: Issue #406, Issue #405
  • 現在オープン中のPR #400レビュー・議論
  • 独自の課題やアイデアがあればIssue作成

みなさまの貢献がデジタル民主主義を前進させます。ぜひ一緒に開発を盛り上げていきましょう!

未来を共に創る

実証実験に参画されたい方、寄付にご協力いただける方、開発・デザイン・改善・コミュニティ運営に興味のある方は、こちらから。