いどばたシステム 第4週(2025/04/02~04/09)のGitHub活動まとめ

以下は2025/04/02〜04/09(第4週)のidobata系リポジトリの活動をご報告します。新しい開発者の方が参加しやすくなるよう、まずは「完了したタスク」と「それにより実装された内容」をまとめ、その後に「まだ議論中や着手中のタスク」をご紹介します。


今週「完了」した主な内容

1. 「idobata-analyst」リポジトリ

  • Issue #90: Biomeをrootで実行できるようにする

    • PR #91(実装: @takker99)がマージされ、ルートディレクトリでのBiome実行が可能になりました。
    • ルートディレクトリにnpmスクリプトを追加し、VSCodeのBiome拡張機能との連携を整備。開発者がどのパッケージ内にいるかを意識せず、フォーマットやLintチェックを一括実行できるようになりました。
  • 新機能・不具合修正のPull Request

    • PR #95: CSVプレビューのバグ修正 (実装: @spinute
      • CSV読み込み時の件数表示誤差や末尾の空行問題を修正し、正確な行数が確認可能に。
    • PR #94 / PR #93: 開発環境でのサンプルCSV読み込みUIの追加 (実装: @spinute
      • プロジェクト作成画面に「サンプルCSV読み込み」ボタンを設置。新規参加者が手軽に動作確認用データを取り込めるようになりました。
    • PR #88: make containers-startの微修正 (実装: @spinute
      • Docker起動時のコンソールログ表示を改善し、動作確認がしやすくなりました。
    • PR #64: copy-env.shの改善 (実装: @spinute
      • 既存の.envファイルがある場合の上書きを防止し、環境設定の安全性を向上。
    • PR #62: コメント種類分布の追加改修 (実装: @itoma-aikon
      • 全体レポートに各コメントの種類別分布を表示。議論の傾向が把握しやすくなりました。

「未完了」タスクと議論の状況

1. 「idobata-analyst」リポジトリ

  • Issue #105: プロジェクトレポート失敗時の理由表示

    • 現状は単に「失敗しました」とのメッセージのみ。API認証失敗やネットワークエラーなど、原因を具体的に表示する機能を検討中。
  • Issue #100: 動作確認用サンプルデータの改善

    • 乱数による簡易データから、実際の議論や立場を反映した現実的なテストデータセットへの改良を検討中。
  • PR #104: Run lint and test on push and pull request (CI整備) (実装: @takker99

    • GitHub Actionsで自動テストやLintチェックを実行し、コード品質の安定化を図る取り組みです。
  • PR #103: コメントが過度に捨象される問題の緩和(WIP) (実装: @spinute

    • Issue #39に関連。AIによる要約の過剰さを改善するため、抽出ロジック見直しと「原文表示」ボタンの設置を検討中。
  • PR #101: OpenRouter APIリクエスト結果のキャッシュ機能実装(WIP) (実装: @spinute

    • API呼び出しコスト削減のため、レスポンスのキャッシュ機能を提案中です。
  • PR #99: コメント左側バーの色を円グラフに合わせる (実装: @spinute

    • 円グラフの色とコメント欄の色を統一し、各コメントの立場が一目で分かるようにする改善です。

2. その他のリポジトリ

  • 「idobata-discourse-agent」リポジトリ

    • Issue例:
      • #90: 既読を容易にして通知を整理する
      • #89: ファシリテーション機能
      • #88: 簡易要約による新規参加者向けサポート
      • #87: deep research的なファクトチェック
  • 「idobata-infra」リポジトリ

    • PR #3: GCP上に基本的なidobata環境構築ができること
      • Yasu-umiさんによるGCPでの初期セットアップをまとめたもので、クラウド環境利用を容易にする基盤開発が進行中。
      • CLA(コントリビューターライセンス契約)の確認が残っており、今後のマージ調整が予定されています。

コミュニティ参加の呼びかけ

各タスクは、今後も開発者間のみならずユーザー視点でのフィードバックを取り入れながら改善を進めます。
特に開発環境の整備や分析レポートのUI改善は利用者体験向上に直結するため、アイデア提供やご意見を歓迎しています。

引き続き「デジタル民主主義2030」プロジェクトへのご支援・ご参加をお願い致します。