いどばたシステム (2025-04-11 ~ 2025-04-18) のGitHub活動まとめ

今週は新しくクローズされたIssueや新規作成されたIssueはありませんでしたが、既存のIssueでいくつか活発な議論やアイデアのやり取りが続いています。ここでは、今週の活動内容を整理してご紹介します。


今週完了したタスク

残念ながら、今週はクローズされたIssueやマージされたPRはありませんでした。
ただし、既存Issueに多くのアップデートがあり、開発が着実に進行していることが分かります。


idobata-analyst継続中のタスクと議論の状況

今週は下記の4件のIssueがアップデートされています。開発者だけでなく、まだプロジェクトに参加していない方にとっても、どのような議論や作業が進んでいるかを知るよい機会です。

1. Issue #97 deep search的な機能によってファクトチェックする

  • 作成者: Ina299
  • 概要: Discourse上での議論において、事実関係を素早く確認できる「deep search」機能のアイデア。
  • 今週の議論: 具体的なファクトチェックのアルゴリズムや、どのように情報源を紐付けするかが検討され始めています。LLMの利用可能性も含めて意見交換が行われる見通しです。

2. Issue #81 ビジュアル分析をシェアしやすいUIにする

  • 作成者: itoma-aikon
  • 概要: ビジュアルレポートを画像やURLとしてSNSで共有しやすくするためのUI改善案。投稿に対するいいね数などを含め、分析結果を視覚的にわかりやすく分割して保存するボタンなどを検討中。
  • 今週の議論: 「長い投稿を分割して画像化する」機能の仕様についての意見が出ています。単なる分割だけでなく、SNS向けに再編集できるようなUI案も検討対象に挙がっています。

3. Issue #58 論点抽出の仕組みを改善する

  • 作成者: blu3mo
  • 概要: いどばたシステム(広聴AI)がディスカッションから論点を解析・抽出する仕組みをどう高精度かつ低コストにするか、LLMを活用した改善案を中心に議論。
  • 今週の議論のポイント:
    • LLMのコンテキスト幅を活かしつつ、より細かな論点を拾うためにコメントをバッチに分割するアイデアが生まれています。
    • 「マイナーだが重要な論点」を見逃さないための方法や、たくさん抽出された論点を最終的に5つ程度にまとめあげる戦略など、具体的なパイプライン案が提案されています。
    • 既存の分析ツール(PolisやRemeshなど)のヒントを応用しようという話もあり、試作品の実装を検討中です。

4. Issue #57 ビジュアルレポートのタイトルと作成日時の重なりを改善

  • 作成者: nishio
  • 概要: ビジュアルレポートのタイトル表示において、作成日時が重なってしまい画面上で読みにくい問題。
  • 今週の議論: 文字の位置調整やサイズ変更だけでなく、デザイン指針全体を見直す可能性が議論されています。モバイル環境でも最適に表示するためのグリッドレイアウト導入などが提案されています。

idobata-discourse-agent ファクトチェック機能の強化

今週、すでに存在する以下の2つのIssueが更新され、継続的な議論が行われています。

Issue #87: Deep Research的なファクトチェック機能

  • 作成者: Ina299
  • 内容: 「deep research」的な手法でファクトチェックを行い、誤情報を検出する機能を追加するアイデア。
  • コメント状況: 現時点ではコメントはありませんが、詳しいアルゴリズムの検討や実装方法のアイデアを募集中です。

Issue #51: Discourseの発言にファクトチェックを行う機能をつける

  • 作成者: jujunjun110
  • 内容: 「地球が丸いわけなくない?」のような不確かな話題への賛同が不用意に集まるリスクを抑えるため、Discourseから得た発言に対して自動的にファクトチェックできるようにする改善提案。
  • コメント状況: 現在コメントはありません。専門家の意見を交えたファクトチェック機能の導入について、さらなる議論や実装アイデアを歓迎しています。

この2つのIssueはいずれも「ファクトチェックをどう設計・実装するか?」という試行錯誤の段階です。
特に専門的な知見をお持ちの方や、他のツールでファクトチェック実装の経験がある方のご意見をぜひいただきたいです。


コミュニティへの呼びかけ

  • 上記のIssueはいずれもまだオープン状態のため、さまざまな視点からのフィードバックや貢献を募集中です。
  • PRだけでなく、機能設計のアイデアやUIの提案、あるいは実証実験の体験談など、どんな形の参加も大歓迎です。
  • 開発者でなくても、こんな機能があったら使いやすい、こんな表示形式があれば手軽にSNS共有できる、などのコメントも大変参考になります。ぜひフォーラムで議論に参加してください!

引き続き「いどばたシステム」の開発を盛り上げていきましょう。多様な参加者や貢献者のみなさんの声が、新しいアイデアや素早い改善につながります。
早期にクローズできそうなIssueや、議論がさらに深まりそうなIssueがありましたら、ぜひご意見をお寄せください。