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広聴AI 安定版 v2.0.0 リリースのお知らせ
広聴AIとは
広聴AI(こうちょうAI)は、多くの市民からの意見を効率的に分析し、可視化するためのツールです。自治体や政治家が市民の声を理解し、より良い政策決定を行うための支援システムとして開発されました。
デジタル民主主義2030プロジェクトの一環として開発された広聴AIは、「Talk to the City」の取り組みにインスパイアされ、大量の市民の声を整理して理解しやすくすることを目指しています。
安定版v2.0.0の主な特長
このたび、多くの改善と新機能を搭載した広聴AI安定版v2.0.0をリリースしました。一般の方々にとって特に重要な変更点をご紹介します。
使いやすさの向上
- より直感的なインターフェース: 意見グループの視覚化が改善され、情報がより見やすくなりました
- 階層図の改善: 意見グループの階層構造がより分かりやすく表示されるようになりました
- サンプルデータの追加: 初めての方でも使い方を理解しやすいサンプルデータを用意しました
- レポート管理の強化: 作成日時の表示や、タイトルと調査概要の編集機能が追加されました
新機能
- Googleスプレッドシート対応: CSVファイルだけでなく、公開設定されたGoogleスプレッドシートからも直接データを取り込めるようになりました
- 静的HTMLエクスポート: レポートを静的なHTMLファイルとしてエクスポートできるようになり、独自のウェブサイトへの埋め込みが容易になりました
- CSV出力モード: 分析結果をCSV形式で出力できるようになり、他のツールでの活用が容易になりました
- おすすめクラスタ数設定: データ量に応じた最適な意見グループ数を自動的に提案する機能が追加されました
表示の改善
- 意見グループの色彩バリエーション拡大: 20色から40色に増え、より多くの意見グループを視覚的に区別できるようになりました
- ツリーマップでの件数表示: 各意見グループに含まれる意見の件数が表示されるようになりました
- 意見グループのタイトル表示/非表示設定: 表示をカスタマイズできるようになりました
- グラフUIの日本語化: グラフ操作のUIが日本語化され、より使いやすくなりました
その他の改善
- Windows環境対応の強化: Windowsユーザーの方々も簡単にセットアップできるようになりました
- 処理速度の向上: 内部処理が最適化され、レポート生成がより速くなりました
- エラー処理の改善: 問題が発生した場合でも進捗状況が表示されるようになりました
- 第1階層の意見グループ数の上限拡大: より多様な意見を表現できるよう、上限が20から40に増加しました
ご利用方法
広聴AIは、CSVファイルやGoogleスプレッドシートに記録された市民からの意見データをアップロードするだけで、AIが自動的に意見を抽出し、類似した意見をグループ化して可視化します。
詳細な利用方法については、プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。
今後の展望
広聴AIプロジェクトは、市民の声をより効果的に政策に反映させるための取り組みを続けています。今後も機能の拡充や使いやすさの向上を目指して開発を進めてまいります。
ぜひ広聴AIをご活用いただき、市民と行政・政治家の対話を促進する新しい民主主義の形を一緒に築いていきましょう。
コントリビューター
広聴AI v2.0.0の開発に貢献した方々(アルファベット順):