広聴AI 7/30~8/6 のGitHub活動まとめ
「デジタル民主主義2030」が進める「広聴AI」での開発・議論の動きをまとめました。今週は意見グループ数表記の修正をはじめ、ユーザーフォームの改良や自動ビルド機能追加など、さまざまな改善が加わっています。ぜひ開発に興味を持って参加していただけると嬉しいです。
今週完了した内容
今週クローズされたIssue
Issue #687 (作成: shgtkshruch)
- レポート管理画面の意見グループ数表記を、実際の最終値に合わせる形で修正。
- 新機能としては地味に見えますが、開発者視点では誤集計を防ぐ大切な修正です。
Issue #640 (作成: nishio)
- 設定フォームのバリデーションが早すぎて入力しづらかった問題を解消。
- PR #677 でonBlurに切り替わり、ユーザー体験が向上しました。
Issue #594 (作成: shingo-ohki)
- .envファイルを変更した際にDocker buildを忘れがちになる問題。
- PR #675 により自動検知システムが追加され、再ビルド漏れを防止。
今週マージされたPull Request
PR #691 (作者: noritaka1166)
- 不要なアサーション削除や未使用importの整理を行う小規模リファクタリング。
- コードベースのメンテナンスに重要な貢献です。
PR #689 (作者: shgtkshruch)
- Issue #687 に対応し、意見グループ数表記の不整合を修正。
PR #686 (作者: noritaka1166)
- UUIDライブラリを撤廃し、ネイティブのcrypto.randomUUIDへ一本化。
- 不要な外部依存を減らし、保守性を向上させました。
PR #684 (作者: ttizze)
- 静的エクスポートを行う際に、公開状態のレポートが必要な旨をドキュメントへ追記。
- 新規ユーザーでも効率よくデプロイできるように情報を整備。
PR #677 (作者: mochizuki-pg)
- Issue #640 の解決策で、onChangeバリデーションをonBlurに変更。
- ユーザーが入力しやすくなりました。
PR #676 (作者: shgtkshruch)
- レポート作成のAPIキーがブラウザに露出していた問題をServer Functions対応で解決。
- セキュリティの向上に直結する実装です。
PR #675 (作者: 101ta28)
- Issue #594 改善で、.env変更を検知して再ビルドを促す仕組みをMakefileに追加。
- 開発環境をより安全かつ便利に整備。
未完了タスク・継続中の議論
新機能やバグ修正を提案した兼ね合いで、まだ結論が出ていないイシューやプルリクがあります。気になるトピックがあれば、ぜひコメントや追加実装で参加してみてください。
継続中のIssue
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- ts-node-devの作者がメンテ不要と案内しているためパッケージを切り替えるかの議論。
- nodemonやtsxへの置き換えが話題に挙がっています。
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- HTTPアクセス時にJavaScriptエラーやCSP違反が起きるバグ。
- crypto.randomUUIDが使えないセキュリティ問題など、まだ議論が必要です。
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- 公開レポートがない状態で静的ファイル出力するとエラーになる問題。
- 「適切なエラーを表示するか」「公開状態でなくてもエクスポートするか」など仕様検討中。
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- mainブランチへのマージ時、Azure環境へのデプロイが失敗する。
- ワークフローの設定やAzureサブスクリプションの扱いが焦点。
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- ヘッダーにプロダクト名「広聴AI」を表示する検討。
- 「part of project デジタル民主主義2030」といった表記をどうするか議論中。
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- 「プロンプト」「埋め込み」など用語解説ページを作成の提案。
- 初心者フレンドリーなドキュメント整備として需要がありそう。
継続中のPull Request
PR #688 (作者: shingo-ohki)
- Azure Deploy 時の環境変数不足を修正するワークフロー追加。
- Issue #682 が背景。現在動作テスト中。
PR #660 (作者: Shingo Ohki+Devin)
- OpenAI / OpenRouter のAPIキーをフォーム入力で扱えるようにする大規模変更。
- Token使用量トラッキングの修正や関数シグネチャ更新も含み、レビュー中。
PR #653 (作者: noritaka1166)
- jestをv29からv30へアップデートするPR。
- 一部パッケージのバージョン相性に課題があるらしく、対応検討中。
コミュニティへの呼びかけ
- まだコードを書いたことがない方も、Issueにコメントするだけでも立派なコントリビューションです。
- 「デジタル民主主義2030」全体の円滑な運用・改善のために、みなさんの多様な視点を歓迎します!
- 興味があるIssueやPull Requestがあればぜひ参加してください。分からないことは遠慮なく質問しましょう。
今後も定期的に更新していきます。気軽にコメント・PRで参加してくださいね。
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