5/8 – 5/14 コミュニティ活動ダイジェスト
デジタル民主主義2030 Slack では、21 チャンネル/約900 投稿が飛び交い、広聴AI・いどばた・Polimoney を軸に開発と運営の双方が大きく前進しました。以下では、
- まだ参加していない方が「中で何が起きているか」をつかみやすく、
- 追いきれなかった既参加者が短時間で全体像を復習できるよう、 主要な話題をストーリー仕立てでまとめます。
1. 今週のハイライト
トピック | 概要 |
---|---|
広聴AI:パブコメ大量投稿問題に挑戦 | 資源エネルギー庁の PDF(505 ページ)が到着。2_開発_広聴ai_アルゴリズム開発 で「PDF→CSV→重複検出→可視化」パイプラインを全員でハッカソン状態で進行。生成 AI スパム対策アルゴリズムの実装が始まり、新人データサイエンティストも即戦力化するオンボーディングが話題に。 |
UI/UX 改善ラッシュ | 2_開発_広聴ai で軸ラベル自動生成・グリッド非表示など「納得感を高める可視化」議論が白熱。「UMAPの軸に意味はない」問題をどう説明するか、LLM にラベリングさせる試行錯誤が続く。 |
コミュニティ運営の再構築 | 2_コミュニティ運営 で「初参加者が迷わない導線」「Canvas 権限管理」「役割一覧の可視化」を集中議論。900 人規模の Slack を “読める・動ける” 場所にする作戦 が始動。 |
Polimoney & いどばた拡張 | Polimoney は PM & マーケ 募集を正式アナウンス。2_開発_いどばた では社内利用を想定した認証・ネットワーク制限の相談が進む。企業導入を見据えた議論が活発化。 |
2. プロジェクト横断トピック
■ 「AI × 公共コメント」旋風
- 生成 AI 乱用で 4 万件以上投稿された例を教材に、重複判定・クラスタリング・可視化まで一気通貫のプロトタイプを試作。
- データ受領→GitHub Issue 化→Devin/Copilot の自動コード生成→Slack で逐次レビュー、という高速リレー開発を初参加者が体感。
■ UI/UX と “納得感”
- UMAP の散布図に軸名を付けるか? 軸を隠すか?――「AI 可視化を信頼させるには何が必要か」をデザイナー・研究者・エンジニアが横断議論。
- β機能として軸ラベル ON/OFF 切替+Disclaimer 表示を入れる方向に合意。
■ コミュニティ運営リファクタ
- Slack “はじめに読んでね” Canvas を徹底整理。チャンネル目的を詳細に記述し、「読めば迷わない」体制へ。
- GitHub Projects に自動ラベル更新 BOT を導入予定。チケット駆動で拾い漏れゼロを目指す。
■ 外部連携・布教活動
- Audrey Tang & Glen Weyl 来日に合わせ、Plurality / デジ民 / チームみらいの関係整理記事を準備中。
- 企業・大学向け導入相談が複数寄せられ、社内クローズド環境で動かす方法の FAQ が走り始めた。
3. チャンネル別ざっくりダイジェスト
- 2_開発_広聴ai_アルゴリズム開発 PDF パーサ・正規表現・OCR 対応をみんなでバケツリレー。Devin が Slack 添付を勝手に読み込んだり、Gemini-1.5-flash 実験報告も。
- 2_開発_広聴ai フロント lint 一斉掃除、OpenRouter/Gemini 対応 PR、Brand Compass デザイン決定。
- 2_開発_いどばた 体験会フィードバックを即 Issue 化。認証・Docker 依存・社内導入など「実用フェーズ」の課題出し。
- 2_コミュニティ運営 README・Canvas 重複解消、Slack 招待リンク修正、ロール募集一覧の GitHub 化。
- 7_雑談 Plurality Tokyo イベント報告、GSoC 受け入れ案、Matrix 自前ホスト案など未来の種が次々発芽。
4. こんな人を待っています
- **「PDF 500 ページ? 面白そうじゃん」**と笑えるデータ好き
- UI/UX を一晩で磨き上げるデザイナー・フロントエンド
- 組織づくり・コミュニティ運営を実践したい人
- 政策 × テクノロジーのリアルな現場を覗きたい学生・研究者
👉 まずは 0_全体お知らせ
と 1_初心者向けよろず相談部屋
を覗き、自己紹介のあと気になる 2_開発_*
チャンネルで Issue にリアクションすれば、どこからでも合流できます。
5. 来週の予告
- 5/14 20:00 – 21:00 広聴AI 開発会議(Google Meet)
- コミュニティ運営の 「募集ロール一覧」初版リリース
- いどばた 企業導入向け認証 PoC 着手予定
「ちょっと覗いてみたい」「この Issue なら手伝えるかも」と思った方は、ぜひ Slack へ。あなたの1行の PR が、公共意思形成の仕組みを一歩進めます。
未来を共に創る
実証実験に参画されたい方、寄付にご協力いただける方、開発・デザイン・改善・コミュニティ運営に興味のある方は、こちらから。