今週の活動ハイライト(2025年05月01日~05月07日)
「デジタル民主主義2030」コミュニティでは、24のチャンネルで合計1117件のメッセージが飛び交い、開発・議論ともに盛り上がりました。ここでは、新しく参加したい方も・最近ログを読み切れていない方も、一週間の動きを一望できるポイントをまとめます。
全体の動き
新ボードメンバーの就任
安野さんの出馬に伴い、運営トップが変更されました。複数の公的・研究的なバックグラウンドを持つ方々(Code for Japanや研究者など)がボードに加わり、「政治的中立性を担保しながらデジタル民主主義を推進する」体制が強化されています。
新メンバーの自己紹介や活動方針は既にNoteやSlackで公開されており、SNS運用担当募集などの呼びかけも行われています。いどばたビジョンの体験会実施
新しい大規模熟議ツール「いどばたビジョン」が登場し、体験会が行われました。オンラインのGoogle Meetで実際にAIとチャットしながら議論を行い、リアルタイムに意見を集約・可視化するデモを披露。参加したメンバーからは「AIとの対話が詰め寄られすぎず圧が少ないようにしたい」「5分間のチャットという枠を設けると盛り上がりそう」などといった感想やアイディアが共有されました。広聴AI・ブロードリスニングの新たな活用
地域の再開発や学校統廃合など、具体的な行政テーマで広聴AIを使った意見収集が進んでいます。意見を大量に集めても要点がまとまらない課題に対し、AIによる自動要約・クラスタリング機能が「問題構造を見える化する」との期待を集めています。一方で「行政側の専門知が不足している場合は議論の本質が抜け落ちる」というリアルな課題感も共有されました。Devin(AI開発パートナー)の急速活用
コード生成AI「Devin」を活用した爆速開発が最大の特徴となりつつあります。細かいバグ修正から新機能の追加までを、一人のエンジニアがAIと対話しながら10分足らずで解決する事例も増加。
一方、「AIに合わせて働くとレビュー量が増えて疲弊しがち」という声もあり、AIをうまく使いこなすペース配分やデバッグの仕方、品質維持のためのルール作りがトピックになっています。コミュニティ運営・オンボーディング課題
参加者数は日々増えていますが、Slackチャンネルが増えすぎて「どこで何を話しているのか分からない」という声が多くなってきました。そこでチャンネル名に番号を付けて再整理、初心者向けの相談部屋の充実、自己紹介やプロジェクト情報の可視化、週次で行う「ウェルカムミーティング」用スライドなどの作成が進んでいます。
新規参入者に向けて「議論に参加できる場をどう作るか」もテーマになっており、実際に小さめのブレイクアウトルームを設けて会話を誘導する試みも行われました。高校・大学への展開アイディア
高校公民や自治体で使う場合の「いどばた/広聴AI」導入の提案や相談も活発に。生徒会活動や校則改定の熟議ツールとして使えれば面白そうとの声があり、N高・灘高などでの導入例も検討されています。また実証に向けたカリキュラム作成や、高校生自身の参加を後押しする動きも始まっています。
次にコミュニティに参加する・協力するには?
開発に興味がある方
AIエージェントやクラスタリングなど興味があれば、2_開発_いどばた
や2_開発_広聴ai
などのチャンネルを覗いてみてください。Devin連携のセットアップ方法や「good first issue」への取り組みなど、質問すれば誰かが助けてくれます。デザイン・UXで支援したい方
新ロゴ検討やデザインシステム整備のニーズが高まっています。3_デザイン_general
などで気軽に発言・提案してみてください。事務・コミュニティマネジメントをお手伝いできる方
新ボードメンバーの体制に合わせてSNS運用・広報面のサポートが募集されています。イベントや体験会の開催も増えており、運営系の協力は大歓迎です。実際にツールを使ってみたい方
https://idobata-demo.dd2030.org などで、いつでも熟議ツールを試せます。公聴AIのユースケースは2_開発_広聴ai
で共有されています。自治体の課題や学生の校則議論など具体的なテーマを持ち込むのもウェルカムです。
参加・応援したいあなたへ
このコミュニティはAI開発だけでなく、「議論をどう可視化し、誰がどう使い、社会を変えるのか」を多方面から考える場です。
「ちょっと興味はあるけど技術が難しそう…」という方も、雑談チャンネルで質問するところからウォーミングアップできます。
今週も次々と新しい実験や議論が生まれています。ぜひ気軽に飛び込んでみてください!